◆ノンリコースローンとは
ノンリコースローンとは個人や会社の信用力や資産ではなく、融資実行時に予め担保設定した対象物件からの収入のみを返済の引き当てとする融資(非遡及型融資)ことです。
対象物件の収益力に対して実行する融資ですから、万一返済が不能になった場合には、返済原資は融資対象物件のみで、その他の資産に返済義務が及ぶことはありません。
よって、連帯保証人や保証会社による保証、融資対象物件の他に追加担保は不要です。
◆リスクの限定とレバレッジ効果
ノンリコースローンは、返済不能に陥った場合でも、対象物件以外に返済責任が及ばないので、リスクを自己資金に限定しながら、投資効率を高めることが出来ます。
例えば、年間収入1400万円が見込める2億円のビルを購入するとします。
@全額自己資金の場合
投資利回りは、1,400万円/2億円×100=7%
資金の回収期間は、2億円/1,400万円≒14年 になります。
A自己資金を6,000万円(30%)、残り14,000万円(70%)を金利3.5%のノンリコースローンで調達し投資する場合
純収入は、1,400万-14,000万円×3.5%=910万円となります。
投資利回りは、910万円/6,000万円×100≒15%
資金の回収期間は、6,000万円/910万円≒6.5年
このように、投資利回りは、7%から15%に高まり回収期間は14年が6年半に短縮されます。また、自己資金2億円を投資した場合は、100%のリスクを負う事になります。ノンリコースローンを利用した場合には、自己資金の6,000万円にリスクを限定することが出来ます。
このように、少ない自己資金とノンリコースローンを組み合わせることで投資効率を高めることが出来ます。
◆物件の信頼性を高める効果
ノンリコースローンは、物件に対する融資ですから、対象物件の収益力と法的リスク・物理的リスク・経済的リスク等を内包していないかを事前に、様々な書類により精査することになります。よって、「ノンリコースローンが付いた」ことで、信頼できる投資物件であると判断できます。
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